アサーティブトレーニング基礎講座に参加して(3)

アサーティブ・トレーニングとメンズカウンセリングの手法の共通点

まずコミュニケーション力向上を目指してることがあげられます。のちに述べるように、コミュニケーション能力の向上を重視する理由や、それを獲得するための手法は大きく異なっています。

次に参加者同士が意見交換をすることで、自分を客観視できることがあります。私は他の参加者と比較して、話者の表情や姿勢やジェスチャーといった非言語コミュニケーションを読み取る能力が高くないことに気がつきました。私は話者の発言の意図を深読みしたり、発言内容を古い知識と結びつけようとすることにより、非言語コミュニケーションを読み取れなくなっていました。私は話者の声の調子や速度といった準言語コミュニケーションを辛うじて人並みに読み取れることがわかりました。


アサーティブ・トレーニングとメンズカウンセリングの手法の相違点

まず想定する受講者が違いました。

アサーティブトレーニングでは、私以外の受講者が女性でした。受講者はなんらかのモヤモヤを抱えていて、参加されたのでしょう。現時点での人生満足度は100点満点中60点ほどでしょうか。

それに対してメンズカウンセリングに集う人たちの男女比率は1:1です。家族問題にうちひしがれて、大きく生活が乱れていたり、自殺を考えている人もいます。おそらく人生の満足度は20点以下でしょう。

つぎに自己肯定感を取り戻すためのアプローチの仕方が違います。

アサーティブトレーニングは認知行動療法の一実践例だそうです。受講者は取り組みやすい領域から伝え方を変えることで周囲の評価を獲得することを目指します。周囲の評価を得られることで、自己肯定感の向上が得られます。いわば人生の満足度が100点満点中60点の当事者が、比較的に改善しやすい領域から0.1点単位で加点を重ねて、100点に近づけていく方法です。その反面、短期的に解決が難しい人生の課題は後回しにされます。自己肯定感とコミュニケーション力が向上したところで、人生の課題に立ち向かうという手法であると言えます。

Coそだて株式会社

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