身近にいた引き離された人

 先日ある営業マンとお話しをしました。
 営業マンは東海地方のある県で以前は販売員として仕事をされていましたが、半年前に静岡に戻ってきました。静岡に戻ってきた時、仕事も決まっていませんでした。当初は山あいの集落で畑仕事をして暮らそうと思っていたそうですが、さすがに生活できるみこみがないため、販売業とは別業種の営業職に就きました。
 私は、「なぜ静岡に戻ってきたのですか? ご両親が病気でもされたのですか?」と質問しました。
 営業マンは「違います。」と答えました。
 そのあと私が月に2回子供たちと会っていると話しました。すると営業マンは身の上を語ってくれました。
 営業マンには中学生と小学生のお子さんがいて、家族トラブルをきっかけに子供との別居を余儀なくされました。しばらくお子さんと会うことができなくて、やむにやまれず仕事を辞めて静岡市に戻ってきたそうです。今では不定期にお子さんたちと会っていて、コロナウイルスの影響で休校になったことから、急遽2泊3日でお子さんたちが家に来るようになったそうです。営業マンは急いで有給休暇をとったとか。私は、「僕と無駄話していないで、お子さんと過ごす準備をしてください。」と話しました。

 営業マンのお友達にも似た境遇の方がいるそうです。子供と会えなくなって、うつ病になって仕事を退職、何度か自殺を考えたけど徐々に回復し、なんとかアルバイトをすることができるようになったとか。

 お互いの境遇を話した後も、「日本では家族支援の乏しくて困っちゃうよね。」といった話で盛りあがりました。

Coそだて株式会社

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