生理的に合わないってどういうこと?

 フォーカシングでは、何か問題が起こった時に、自分の体に聞いてみると言うステップを踏みます。「生理的に会わない。」って、物事に対する否定的なフェルトセンスに向き合った状態を意味するのではないかと思いました。感情的だと言われる人は、実はフェルトセンスを感じることができる人で、どちらかと言うと女性に多いのではないかと思いました。


 先日次のような会話を耳にしました。

 女性「私は、それは生理的に合わない。本当につらいです。」

 男性「それは感情の問題だよ。感情について話していても何も進まない。解決策を考えよう。」

 女性は辛い気持ちを分かってもらいたい反面、男性は今そこにある危機を打開するための解決策を見つけようとしていました。話しはかみ合いませんでした。

 男性は体が感じる違和感に鈍感で、目的達成に向けて突き進んでしまう傾向があります。特に仕事に関しては、「いやだから逃げ出す。」という選択肢を取りにくいです。日本では「男は仕事で認められてナンボ。」というジェンダー規範があるからでしょう。その結果どうしようもない状態まで自分を追い込んでしまう傾向があるようです。

 女性は男性よりも違和感に敏感なようです。しかし「生理的にあわない」感覚を消化することが苦手な人は、その違和感によって身動きが取れなくなってしまうようです。

 

 私もつい数年前までは、自分の感情と向き合うことが得意ではありませんでした。その当時はフォーカシングなんて興味を持たなかったでしょうし、勉強をしたとしても「なんだか怪しい手法」としか認識できなかったでしょう。私は家族問題に苦しむ人たちを助けるためにカウンセリング技法を学び始めましたが、むしろ自分自身が楽に生きられるようになりました。先ほど例に挙げた女性も男性も、フォーカシングすることで元気を取り戻すかもしれません。

 今日は抽象的な話しになってしまいました。皆さまも一緒に勉強してみませんか?

Coそだて株式会社

私たちはカウンセリングなどを通じて、家族の心理的サポートを行っています。 〒420-8026 静岡市駿河区稲川1丁目4−19エスプラネードINAGAWA103号 tel: 090-3432-1888 e-mali: cosodate0820@gmail.com

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