アンケート調査で何を示せるか?

 以前もお伝えした通り、10月7日と8日に松本市で開催される市民活動フェスタで、風船を配るイベントを支援します。風船と一緒に共同養育を説明するプリントと、アンケート調査を行います。
 2年前に行った調査では、アンケートに協力してくれた人たちの特性は以下の通りでした。
・20歳代から30歳代の夫婦
・子供連れ
・自分も親も離婚経験がない
・周囲に親子引き離しにあった当事者がいない
・共同養育について考えたことがない
・共同養育に反対しない
 つまり、共同養育に全く関心のないファミリー層です。

 せっかくアンケートをするのであれば、社会学的に意義のある研究にできないか、考えました。研究により共同養育をすることでは長期的に家族が幸せになる、子供がのびのびと育つ、と言った結論を導き出せないかと。アンケートに協力してくれた人たちを、今後1年おきに追跡調査する。調査項目は家族の状態と、現在の生活に対する満足度、家族に対する満足度。1年おきに共同養育についての働きかけを行った群と行わなかった群で比較する。
 知り合いの社会学者に意見を求めました。結論としては風船配りイベントで意義のある調査をするのは以下の問題があるため、難しいようです。まず風船配りに集まる人たちがサンプルになりうるかという問題。そして私の考えていた調査は、国の研究費をもらって初めて成り立つほどの大規模な調査になってしまい、とても個人のレベルでできる規模ではないという問題。アウトカムを何で評価するかと言った問題。

 好意的に捉えれば、アンケートはマーケティングの手段としては、有効です。前述のようなターゲット焦点を当てたメッセージを考えればよいです。また偏ったサンプルとはいえ、アンケートを繰り返すことで、トレンドを追うことができます。
 社会学的な意義に乏しいとしても、よりプロジェクトの効果を高めるためにアンケートは行おうと思います。

Coそだて株式会社

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